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黒島の豊年祭は、すべての穀物が収穫を済ませた旧暦の六月に、今年の豊作を神に感謝するとともに、来年世(やいねーゆー)すなわち翌年の豊穣を祈願するため、島を挙げて行われます。 |
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祭りの前日、真っ白な浜に舞台が作られます。舞台と言っても、ここでは白い砂浜を平らに均しただけの物です。浜から海へ続く白い道も作られます。そしてその背景は、浜から沖へと少しずつ微妙に変化していく海の色、どこまでも澄み渡った空、舞台の右手には西表島が見え、見事な自然の中の舞台に生まれ変わります。
祭り見物の人たちが座る砂浜周辺も、島の人達、観光客のボランティアによりきれいに整えられていきます。雑草取り、枝刈り、ごみ拾いと、初めてここを訪れた人でもこの祭りの準備を手伝わせてもらえます。
祭りの当日は、石垣島や本島からも島の出身者、観光客と、多くの人達が訪れ、島の人口は一気に膨れ上がります。ウーニ競争、爬竜船(ハーリー)競漕。そして、真っ白な砂浜の舞台に伝統的な琉球の衣装が映え、美しい絵巻物のような数々の芸能が披露されます。ゆったりした時が流れ、大自然の中での祭りの一日が静かに過ぎていきます。
何も特別の物はないけれど、また訪れたくなる、そんな島です。
文 大野 葉子 |
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豊年祭の意義と由来
黒島の豊年祭は、すべての穀物が収穫を済ませた旧暦の六月に、今年の豊作を神に感謝するとともに、来年世(やいねーゆー)すなわち翌年の豊穣を祈願するため、島を挙げて行われます。祭りの中心は、なんといってもウーニ競走と爬竜船競漕であります。
その昔、各島では琉球王府の命令により、農作物の増産督励を目的とする作付け面積を競う原勝負(ぱるすーぶ)が、年中行事として行われていました。
ある年のこと、黒島では、原勝負が引き分けとなったため、広場での綱引き、はては海上での船漕ぎ競争にまで持ち込まれ、ようやく勝敗を決したそうです。
ところが、その年はかつてない程の豊年満作となり、それ以来、黒島の人々は、世果報世(ゆがふゆー)、弥勒世(みるくゆー)は、大渡(うぶどぅー)、海渡(いんどぅー)からもたらされるものであると固く信じ、世請い(ゆーくい)神事としての豊年祭を、海上における爬竜船漕ぎを中心に行うようになったということです。
黒島公民館資料より |
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